カーネーション

不動産ポータルサイトZillowのリサーチャーが、「40歳になる前にマイホームを買った人」「40歳を超えてから初めてマイホームを買った人」にどんな違いがあったのか(もしくはなかったのか)を分析していました。

調査対象は、2018年のファーストタイム・ホーム・バイヤー(*1)です。



最初は、婚姻歴の有無です。

FTHB  婚姻歴


40歳未満でも、23.2%が婚姻歴なしで家を買っています。

また、40歳以上で家を買った人の16.8%が過去に一度も結婚していません。


「結婚を機に家を買う」という習慣は今でも主流ではありますが、結婚そのものが絶対ではなくなり、マイホームの購入と切り離して考える人が増えているのが分かります。





次に、結婚相手と離婚・別居・死別した経験の有無です。

FTHB  離婚・別居・死別


Zillowが何の目的でこの質問を作ったのか分かり兼ねますが、マイホームの購入と関係なく、単に40歳未満は若い故に離婚、別居、死別が少ないだけのように見えます。

ファーストタイム・ホーム・バイヤーに限らず、「40歳を超えてからゴルフを始めた人」とか「40歳を超えてから初めて海外に行った人」とかでも、多分同じような結果になると思います。


年を重ねれば、それだけ離婚、別居、死別に遭遇する確率も上がる。

それ以上でも、それ以下でもないのでは?





そして、マイホーム購入時に親・親戚から援助を受けた人の割合です。

FTHB 援助


40歳未満のファーストタイム・ホーム・バイヤーの半分が、何らかの援助を受けて家を買っています。

一方、40歳以上になると3人に1人まで下がります。

40歳以上は自力で貯金ができている人が多い、もしくは、親自身が高齢になり子供への援助より自分の老後のためにお金を残すようになったなどの理由が考えられます。





最後に、頭金の割合です。

FTHB 頭金の割合


これまた見事に(?)年齢なんて関係ない結果になっています。

40歳未満も以上も、約3人に1人が頭金5%以下でマイホームを購入しています。

同様に、頭金を20%以上用意した人も、40歳未満が34.7%、40歳以上が37.3%と大差ありません。





家は、誰かに急かされて買うものじゃない


日本と比べ、アメリカは「年齢」を意識せずに暮らせる社会です。

履歴書に年齢を書きませんし、雑誌や新聞で名前の後にカッコで年齢を表記したりもしません。

ファッションでも、学業でも、食べ物でも、恋愛でも、年齢にとらわれず個々が好きなものを好きなタイミングで選択すればいいんじゃない?という寛容な空気があります。



ただ、不動産はコンサバな業界ですので、年齢や婚姻でその人の住宅購入「適性」を測る(悪)習慣がまだ残っていますが、今後は時代遅れになっていくと思います。

そして、Zillowもファーストタイム・ホーム・バイヤーを年齢で区切る企画をしなくなると思います。




「○歳になったから」

「結婚したから」

ではなく、

自分にとってベストのタイミングだから、家を買う。


この考え方がもっと浸透していきますように!




*1 .... ファーストタイム・ホーム・バイヤーは、人生で初めて家を買う人だけでなく、過去3年間アメリカで自宅用の家を買っていない人も含まれます。




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