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不動産価格調査のエキスパート「ATTOM Data Solutions」によると、2017年第4四半期の家の売却益(*1)は平均で54,000ドル(約600万円)と、過去10年で最高値を記録したそうです。(四半期ベース)

さらにROI(*2)は平均29.7%と、こちらも2007年以降もっとも高い水準となりました。

*1・・・単純に「売った値段 − 買った値段」
*2・・・ここでは「売却益 ÷ 購入価格」


「売却益? ROIってなに?」と分かりにくいので、具体的な数字をあてはめると、181,000ドルで買った家を(数年そこに住んだ後)235,000ドルで売ると、売却益が54,000ドルでROIが29.7%になります。

「なーんだ。よくある普通の話じゃないか」と思われたかもしれません。


確かにこの程度の話、昨今のアメリカでは珍しくありません。

でもやっぱり私がこのデータをすごいと感じてしまうのは、とくに不動産に詳しいわけではない普通の人が、自宅を買って、数年住んでから売っただけで、平均54,000ドルの儲けが出ている点です。


そりゃ、なかには売却しやすい立地に絞り、時期を見計らって底値を拾うような戦略的な買い方をする人もいますよ。

でも、家を買っていく普通の人を仕事柄たくさん見ているので、断言できますが9割のホームバイヤーは投資的な意味合いゼロで家を買います。


「見た瞬間ピンときた」
「まわりの友人がみんな家を買い始めた」
「たまたま寄ったオープンハウスで気に入った」

……など、経済指標とか、マーケット状況とか、金利とかに一切注意を払わず

「あ、欲しい。じゃ、買おう」

直感で決めていく人が本当に本当に多いんです。


そんな雰囲気買い(←失礼!)でも、平均54,000ドルの儲けが出る。
これってすごいですよね。


ちなみに、私は個人的に自宅の雰囲気買いに賛成の立場です。
投資用不動産なら数字やタイミングを考慮すべきですが、住宅ローンの返済ができる範囲なら自宅は買いたいときに買いたい家を選ぶのがイチバンです。



◆ 家を売ったらハーフ・ミリオネアな街 サンノゼ

アメリカの155都市を対象にした2017年第4四半期のROI、トップ10はこんな顔ぶれです。

ROIが高い都市



前回のエントリー「手取りの半分が家賃に消える生活」に引き続き、

「サンノゼ君、またキミか」

と言いたくなります。

しかも、ROI 90.9%て。
売却益 ハーフミリオンて。

550,000ドル(6000万円)で買った家を1,100,000ドル(1億2000万円)で売った人が「平均」って、どんな世界やねん。



◆ 不動産価格の高騰で「得した人」と「損した人」はコインの裏表

前回の「家賃の支払いに必要な労働日数が長い都市ワースト10」と、今回の「不動産のROIが高い都市トップ10」を並べてみると、サンノゼ、サンフランシスコ、ボストン、ロサンゼルス、デンバーの5都市が両方にランクインしているのに気づきます。

家賃とROI
(いずれも出典はATTOM Data Solutions

もちろん偶然などではなく、住宅価格の上昇という事実に真逆の方向からアプローチしているだけ。

住宅価格上昇のあおりで家賃が高くなり手取りの半分が家賃に消えていく人がいて、その反対側に、住宅価格の上昇で大きな売却益を手にした人がいるという構図です。



2017年は、過去10年間で家を売る絶好のチャンスの1年でした。
個人的な予想では、2018年も前半までは上昇が続くと予想しています。

「子供たちが巣立ち、夫婦ふたりになったから小さめに家に買い換えようと思っていたのよ」という50代から70代のご夫婦。

「昔アメリカで買った投資物件、そろそろ現金にしておくか」という投資家の皆さん。


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